現場から
辻隆徳
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(16日、プロ野球クライマックスシリーズ最終ステージ 福岡ソフトバンクホークス6―2北海道日本ハムファイターズ)
今季を象徴するソフトバンクの「新しい顔」が、3年連続の日本シリーズ進出をたぐり寄せた。
日本ハムに1点をリードされた直後の五回だ。1死から9番庄子雄大が、追い込まれながらも、左中間を破る二塁打でチャンスメイクした。
そして、打席には1番正木智也。五回は自身の失策が失点につながり、「絶対にこの打席で取り返す」。フルカウントから直球をとらえた打球は逆転の2ランとなり、「打った瞬間、スタンドに届くと思った」。完璧な一振りで試合をひっくり返した。
2人は今季の開幕戦のスタメンには名前がなかった。2年目の庄子は守備力と俊足を生かして出番を増やし、前年の26試合を大幅に上回る108試合に出場。CSではMVPに選ばれた。
5年目の正木は5月から1番に定着。球団の先頭打者本塁打記録を更新するなど28本のアーチを描いた。
小久保裕紀監督の言葉を思い出す。「強いチームとして続いていくためには、必ず新しい戦力の台頭が必要になる」。経験豊富な近藤健介や柳田悠岐、栗原陵矢らが勝敗の責任を背負ってくれている間に、次の世代の柱を育てる。レギュラーシーズンで築いてきた強みが、ここでも発揮された。
「日本シリーズの初戦に向けて、いいパフォーマンスで入れるような準備を選手に求めたい」と小久保監督。あくまで最終目標は2年連続の日本一。常勝軍団の挑戦は続いていく。
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