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プロ野球巨人の松井秀喜新監督(52)が東京都内で就任記者会見に臨んだ。「ジャイアンツに新たな黄金時代が訪れるよう、今日ここからスタートしていきたい」と語った。報道陣との主なやり取りは次の通り。
――監督を打診された時の心境は。
「正直、うれしかった。やはり私にとっては、どこにいても心の中にずっとジャイアンツがあった。昨年、長嶋(茂雄)監督が亡くなられて、本当は長嶋監督にもこの姿を見ていただきたかったなという気持ちがある。今はもう、ただ前を向いて今後のジャイアンツの力になりたい」
――以前、長嶋茂雄さんと約束を交わしていると話していた。それは巨人の監督と受け取っていいのか。
「皆さんがご自由に考察してください。これが答えかもしれないし、答えじゃないかもしれない。私と長嶋さんの約束なので」
――昨日のドラフト会議では米球界への挑戦を表明していた織田翔希投手(横浜高)を1位指名した。
「テレビ中継で見ていたが、私はどの選手を指名するか全く知らなかった。びっくりした。(高校生中心の指名に)来年の戦力はお構いなしに、育成に全振りしていて、とってもすがすがしい気持ちです。ですが、世界一のピッチャーになる可能性のある選手と、もしかして契約できるかもしれないというチャンスをいただいた。久しぶりにドラフト会議を見ていてゾクッとした」
――背番号90は、長嶋さんが最初に監督に就任した時の番号と同じ。
「その第1次長嶋監督時代は日本一になれていない。その気持ちを継ぎたい思いが一番。そして長嶋監督は昨年89歳でお亡くなりになられた。今年90歳のはず。その年に90番をつける。それも一つの理由」
――長嶋監督から見習いたい部分はどんなところか。監督としての理想像は。
「無理です。私は長嶋茂雄にはなれない。まずそのことを理解しないといけない。自分は自分のできることにしっかり集中してやっていきたい」
――選手たちへは、どんな心構えでいてほしいか。
「真っさらな気持ちで、これからみんなでジャイアンツを作り上げていこうという気持ちで待っていてほしい」
――今、長嶋さんが声をかけてくれるとしたらどんな言葉だと思うか。
「『遅いよ』じゃないですかね。誰よりもこの瞬間を楽しみにしてくださっていたと思う。ただ、その楽しみな気持ちを生きがいにして、いつまでも元気でいてほしいという気持ちも半面あった」
――今、野球の競技人口が減る中、長嶋さんのように社会的な影響力を発揮していきたいと考えていることがあるか。
「私に長嶋監督ほどの社会的影響力があると思っていない。私の仕事はとにかくジャイアンツの選手と共に汗を流すこと。その姿を見て、ジャイアンツを応援したい少年たち、野球を始めたい少年少女たちが出てくれば、うれしい」
――家族の後押しとはどのような言葉だったのか。覚悟が決まった瞬間は。
「あまり詳しくは言えないが、家族が背中を押してくれた。あとは、やはりジャイアンツに対する愛が最後はすべてを上回ったんだと思う」
――ドラフト1位指名の織田投手に会いに行くことはあるか。
「それも球団の方と相談してになると思う。私が行くことによって、もしかして迷惑になるかもしれない。そこは慎重に、彼の気持ちを第一に考えたい」
――コーチについては。
「球団の方とこれから話し合って決めたいと思う。一番最初の大事な作業だと思っている。現時点で、1人だけ声をかけている。それ以外はまだ何も決まっていない」
