小田凱人が涙ぐみ呼びかけた言葉 地元アジアパラでロス行き決める
稲垣康介
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アジアパラ大会の第6日は23日、車いすテニス男子シングルス決勝で小田凱人(東海理化)が2連覇し、2028年ロサンゼルス・パラリンピックの出場権を得た。バドミントンでは女子シングルス(下肢障害SL3)で河合紫乃(セイリン)が金メダル。車いすバスケ男子は日本が制した。
陸上は男子1500メートル(脳性まひT38)で加藤穂岳(東京国際大)が4分12秒70のアジア新で金メダル。男子200メートル(車いすT51・52)は伊藤智也(バイエル薬品)が32秒07の大会新で金メダルを手にした。ゴールボール男子日本が金メダルを獲得した。
満員の観客の前で金
車いすテニス男子シングルス決勝は約2500枚のチケットが完売だった。愛知県一宮市出身の小田凱人(東海理化)の「凱旋(がいせん)大会」に、スタンドは埋まった。
準決勝まで1ゲームも失っていなかった。「もちろん狙います」。小田は完封宣言をしていた。
第1セットの4―0までは台本通り。しかし、小田の気迫あふれるプレーに相手も呼応する形でラリーは白熱した。結局、6―2、6―2での金メダル獲得だった。
20歳にして、パラリンピックと4大大会すべてを制する「生涯ゴールデンスラム」を成し遂げている王者は、この日の応援の熱気に感謝した。
「いろんな国でテニスをしてきたんですけど、一番です!」
小学校3年で骨肉腫のために左足の自由を失い、10歳で車いすテニスに出会った。スピーチで10年間の努力の軌跡を振り返るとき、珍しく涙ぐんだ。言葉に詰まった後、呼びかけた。
「今、悩んでる子たち、どうしようかなと思ってる子たちがいると思います。でも、自分次第で変えられると思います」。スタンドの拍手が鳴りやまなかった。
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- スポーツを「窓」に日本、国際情勢など社会について考察すること
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