北川学
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18日に投開票される滋賀県草津市長選には無所属新顔の4人が立候補し、10年ぶりとなる選挙戦が繰り広げられている。候補者たちに政治家を志したきっかけや橋川渉・前市長の評価などを聞いた。
田中詩織氏(47) 無新
2人の子育てが一段落して「地域活動がしたい」と考えていた3年前、知人に頼まれて大津市議選を手伝った。「政治にもっと多様な意見を採り入れる必要がある」と思い、政治家を志した。
2023年の草津市議選で、日本維新の会公認で立候補してトップ当選。「草津の未来をつくりたい」と市議を辞して市長選に挑む。市民の声をフラットに聞こうと、今年9月に離党した。
「待機児童をゼロに。そのうえで、0~2歳児の保育料無償化を段階的に進める」「若者の就職・定住を支える」など、子育て世代や若者を意識した公約を掲げる。
橋川氏の市政運営を「私も安心して子育てができた。感謝している」と評価する。一方で、「市役所のマンパワーが足りないと感じる。そこは変えたい」と意気込む。
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白井幸則氏(64) 無新=自民推薦
2016年の市長選で橋川氏との一騎打ちに敗れた。その後は県議となり、県と市の橋渡し役に。「基本原則は橋川市政を継承する。そこに民間の視点を取り入れたい」と語る。
公約では「行政の仕組みを運営から経営へ転換する」「多様性の視点で行政経営を進める」などを掲げる。
背景にあるのは、ひとりで不動産仲介業を立ち上げ、社員約40人の会社に育て上げた経験だ。「社員が仲良くできる環境を作れば、言わなくてもみんな助け合う」。働きやすい職場作りに腐心したという。
政治家を志した原点は、高校1年の時に友人と立ち上げた社会問題研究サークルでの活動だ。「差別など理不尽な問題があることを知った。多感な時期の経験が、社会正義の芽生えにつながった」と振り返る。
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駒井千代氏(53) 無新
「子育て家庭のみなさんが、草津を選んで来てくれたことは非常に大きい」。子育て支援に力を入れてきた橋川市政を継承し、次世代につなげたいと話す。
弁護士志望だったが家庭の都合で諦めた。塾講師として働いていた頃、虐待の相談を受けた。「社会的課題を解決したい」との思いがますます強まり、政治家を志した。
2011年から4期途中まで務めた県議時代は、湖沼の環境問題について議論する「世界湖沼会議」に高校生を派遣するなど若者の国際交流に力を入れた。「子どもが生き生きと既存の価値観にとらわれずに育っていく。そんな姿が10年後に見られたらいいと思う」
6年前に里親登録した。保護者の病気などで、養育が一時的に困難になった子どもを預かる活動もしている。
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津田正顕氏(46) 無新
前回2024年の市長選への立候補を表明したが、表明直後にあった草津市議選で落選し、断念した。今回は「橋川市政がハコモノをさらに優先し、怒りのボルテージは上がった」と立候補した。
やり玉に挙げるのは、24年7月に完成した市立プール。年3億円の維持管理・運営費を「垂れ流し」と表現し、「プールの解体」を掲げる。
環境最優先の社会を目指したいとし、「公共バスを拡充して自家用車の数を減らす」「プラスチック使用の禁止」「10万本の植樹」などの公約を掲げている。「まずは草津市がロールモデルになる」と意気込む。
JR草津駅近くにある、実家の光明寺の僧侶。趣味が多く、読書、映画鑑賞、運動全般、紅茶やコーヒーなどの嗜好(しこう)品をたしなむこと。最近は日本舞踊も始めた。
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この記事を書いた人
- 大津総局
- 地域の歴史、国際ニュース
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