「検察なめんな」同じ日に語った「純愛」 検事の公判で再生
新谷千布美
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大阪地検特捜部の取り調べで「検察なめんな」と怒鳴ったなどとして、特別公務員暴行陵虐(りょうぎゃく)罪に問われた検事、田渕大輔被告(54)=現東京高検=の第5回公判が13日、大阪地裁であった。
無罪を主張する弁護側の請求で、問題となった取り調べの直前と直後の映像が再生された。
傍聴席に流れた音声によると、被告はまず「食事はちゃんと取りましたか?」などと、不動産会社の部長だった男性=有罪確定=の体調を気遣った。起訴内容である「検察なめんな」などの発言後、男性が「うそはつきたいわけではない」と話すと、被告は「つきたくもないうそを何でついているの?」と淡々と問いかけた。
弁護士に相談したいと言う男性に、被告は「いいよ」と即答。「(検事任官前は)落ちこぼれだった」「(男性の夫婦関係について)純愛じゃないですか」などとお互いの身の上話に移った。翌日には「あなたに家族愛がないと申し上げた。大変失礼しました」とも語りかけた。男性はこの翌日、自身の容疑を認める調書に署名した。
「陵虐にはあたらない」として無罪を主張する弁護側は公判後の会見で「怒鳴った直後に容疑を認めさせたわけではない」と強調した。
次回の公判は16日で、被告人質問が予定されている。
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