東大の共同研究めぐる汚職 収賄罪に問われた元教授に有罪判決
黒田早織
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東大大学院医学系研究科での共同研究をめぐり、民間団体側から風俗店などで接待を受けて計約180万円分の賄賂を受け取ったとして、収賄罪に問われた東大院元教授の佐藤伸一被告(63)の判決が22日、東京地裁であった。池上弘裁判官は懲役2年執行猶予3年、追徴金183万円(求刑懲役2年追徴金183万円)を言い渡した。
被告の起訴内容は2023~24年、一般社団法人日本化粧品協会の当時の代表理事(53)=贈賄罪で有罪確定=から、共同研究を進める見返りとして、都内の高級クラブやソープランドで計約180万円分の接待を受けたというもの。ともに接待を受けた部下の元特任准教授(47)は、収賄罪で有罪が確定している。
共同研究は元代表理事が、大麻草由来で依存性のない成分「カンナビジオール(CBD)」の有効性を明らかにするため、佐藤被告側に打診した。被告は東大医学部付属病院の皮膚科長として、共同研究の実施を選定する権限を持っていた。
検察側によると、佐藤被告は共同研究開始後の23年2月、会食の場で代金約15万円を支払ってもらい、その後も飲食店や高級クラブで接待を受けた。佐藤被告が「クラブではキスもできないし、手も握れない」などと発言したことをきっかけに、ソープランドでの接待も受けた。
佐藤被告は被告人質問で、事件について「立場への慢心、自分の甘さ、弱さが招いた。自分を律せなかった」などと述べていた。
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この記事を書いた人
- 東京社会部|裁判担当
- 司法、ジェンダー、中国、精神医療・ケア
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