深掘り
高市首相の外遊、少ない日数と過密日程 外交は内政よりも関心薄い?
小川崇
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連載「検証 高市政権1年」(5)
世界の真ん中で咲き誇る日本外交――。高市早苗首相はこう掲げるが、歴代の首相と比べ、外遊にあまり積極的ではない姿勢が浮かび上がる。隣国・中国との関係は自身の台湾有事発言で悪化したままで、同盟国・米国には、アジア太平洋地域への関心が薄れているとの懸念が消えない。高市外交は、かけ声だけではなく、どう実行に移すのかが問われている。
7月に初めてインドを訪問した高市氏。当初は北東部アッサム州グワハティを訪れる予定だったが、直前に首都ニューデリーに変更された。
グワハティは2019年に安倍晋三首相(当時)が訪問を予定したが、治安情勢の悪化で実現しなかった場所で、「後継者」を自任する高市氏にとって象徴的な訪問になるはずだった。
インド政府は、地方訪問がキャンセルされた理由について、「日本の国会開会中による日程の制約」と説明した。当時、終盤を迎えた特別国会は空転していた。ただ、首相が帰国した翌日の日程は、「日本ジュエリーベストドレッサー賞」の表彰式出席だけだった。
首脳会談が行われた日程も、昼食会や経済団体の会議出席ぐらいで余裕をもって組まれていた。政府関係者によると、高市氏が会談の内容を勉強する時間を考慮したという。「これまでの首相に比べてスケジュールが少なく、インド側は不満だった。ただ、会談の中身を見て『勉強されるという意味が良く分かった』と満足していた」と明かす。
歴代の首相と比べ、少ない外遊日数
歴代首相と比較すると、高市氏の外遊への足取りは重い。
高市氏は10月20日までの1年間で、延べ12カ国を訪問し、外遊先で28日間滞在した。
石破茂前首相の24日間(延…
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この記事を書いた人
- 政治部兼国際報道部
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