現場から
来春のトレンドに?下着のようなブラ風トップスがランウェーを席巻
松沢奈々子
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9月下旬、イタリア・ミラノで2027年春夏シーズンの新作を発表するミラノ・ファッションウィークが開かれた。世界的な気候変動をふまえてか、いつになく下着のようなブラ風のトップスが多く登場した。同様の提案は、続くパリ・ファッションウィークでも目立ち、来春のトレンドになりそうだ。
ミラノを代表するブランド、プラダはスカートに特化してラグジュアリーを日常着に引き寄せた。面ファスナーを用いてシルエットを変えたり、ビジューを加えて飾ったりと、スカートのあらゆる表現を探る。ブルーシートのような厚めの素材や、ラテックスのような生地もスカートに再構築。裏方になりがちな工業的なアイテムも服の要素になりうることを示した。下半身を主役にすえるためか、上半身はブラ風のトップスやシンプルなシャツなど最小限だった。
創業者亡き後、めいのシルバーナ・アルマーニによる初めての春夏コレクションとなったジョルジオ・アルマーニは、普遍的でエレガントなスタイルに、ブラ風のトップスやハーフパンツといったトレンドをひとさじ投入。伝統だけに執着せず、前進しようとする意志がうかがえた。
ブラのアイデアはマックスマーラ、トッズも取り入れていた。
「ブランドに抱いている個人的なビジョンを、初めて完全な形で表現した」とコメントを寄せたのは、グッチのアーティスティック・ディレクターに2025年に就いたデムナだ。この1年で手がけた服を店舗を模したショー会場に並べ、ブランドの原点に立ち返りつつアップデートさせた新作を見せた。シャープなパンツスタイルから始まるブルジョアの装いは洗練されていながらも、どこか危うさが漂うたたずまいだ。スノッブで反骨精神を潜めたスタイルはデムナの美学に通じる。
メリル・ロッゲによるマルニ…
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