現場から
第2回なぜ高市首相を支持するのか 各地で聞こえた「石破氏とは違う」の声
宮脇稜平 森岡航平
連載「検証 高市政権1年」(2)
先の衆院選。高市首相が駆けつけた演説会場の有権者からは、政権への期待感がうかがえました。あれから8カ月。記者はその理由を尋ねようと、会場に来ていた人を探しました。
[PR]
徳島市中心部から列車とタクシーでおよそ40分。首相官邸の取材を担う宮脇稜平記者は10月7日、約8カ月ぶりに「道の駅いたの」(徳島県板野町)を訪ねた。
先の衆院選。高市早苗首相が遊説で、人口約1万3千人の町の道の駅に姿を見せると、真冬の夕暮れに3500人(主催者発表)が集まったことを覚えている。期待感の理由を聞くにはうってつけの地域だと思った。
【動画】高市早苗首相が演説した「道の駅いたの」=宮脇稜平撮影
「責任ある積極財政、今やらなければ日本は絶対に間に合わない」。首相は、持論の「積極財政」に触れながら支持を訴えた。後の6月、政府はAI(人工知能)・半導体などの戦略17分野に2040年度までに官民計370兆円超を投資する「日本成長戦略」をとりまとめた。
40代女性「一番の好印象は話し方」
有言実行の姿勢が有権者の支持につながっているのか。いわゆる現役世代で、演説を聞いたという40代の女性に質問した。
返答は率直だった。「一番の好印象は話し方。聞いていて気持ちがすっきりする」。具体的には、はっきりとして分かりやすい言葉選びが好きだという。
高市政権が発足してから10月21日で1年となります。この間、高い支持率を維持する背景には何があるのか。これからどのような政策を進めていくのか。関係者に対する取材をもとに検証します。
国会論戦でも断定的な話し方は特徴の一つだ。簗(やな)和生農林水産相(当時)に端を発する問題の対応では当初、「とにかく働いて仕事で返せと言っております」と答弁し、更迭を否定した。だが、6日後に更迭を余儀なくされた。
50代女性「自分で考えているのが伝わる」
道の駅から歩いて15分、JR板野駅周辺。同じく演説を聞いたという自営業の50代の女性が話してくれた。そこで挙がったのは、ある大物政治家の名前だった。
「石破さんは周りに流され…
この記事は
有料記事です。残り1145文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事を書いた人
- 政治部|首相官邸担当
- 国内政治
関連トピック・ジャンル
ジャンル
