現場から
枝松佑樹
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川勝(かわかつ) 康弘(やすひろ)さん(58)
「万全の状態。打ち上げが待ち遠しかった」。火星の衛星フォボスから砂を持ち帰る探査計画「MMX」。国内外の1万人以上が携わる、過去最大規模の計画を率いる。
幼少期はプラモデルに夢中
子どもの頃から飛行機や船のプラモデルを作り、「乗り物を作る人」になりたかった。東京大の航空学科(当時)へ進むと、月へ荷物を運ぶ宇宙船の軌道計算に魅せられた。「きちんとプログラムを書けば、きちんと応えてくれる」。以来、専門にしてきた。
宇宙開発事業団(現宇宙航空研究開発機構=JAXA)では月探査機に携わり、機械や電気といった探査機全体を学んだ。2003年に宇宙科学研究所(同)へ移ると、論文を書き、学生を育てる研究者の世界にもつかった。軌道と機体、工学と理学。それぞれを知る歩みが、巨大計画を束ねる今につながった。
2015年、MMXが実現で…
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この記事を書いた人
- くらし科学医療部|宇宙担当
- 医療・科学の調査報道
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