韓国、北朝鮮に軍事当局会談を提案 軍事境界線めぐる緊張緩和ねらう
ソウル=貝瀬秋彦
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韓国国防省は23日、北朝鮮に軍事当局間の会談の開催を提案すると発表した。軍事境界線をめぐる南北の緊張が高まるなか、双方で認識にずれがある境界線の位置を確認し、軍通信線の復旧や偶発的な衝突の防止策などを協議したい考えだ。
韓国国防省は会談を提案する談話で「一部の軍事境界線の位置について双方の認識が異なる状況が続いており、これは偶発的な衝突の可能性を高める要因となる」と指摘した。国連軍司令部を交えた3者会談も可能だとしている。
北朝鮮は軍事境界線付近で「要塞(ようさい)化」の作業を進めているが、韓国政府によると、その過程で北朝鮮兵士が境界線を越える事例が相次いでいる。韓国軍は警告放送や警告射撃で対応しているが、これに北朝鮮は反発し、韓国に対する心理戦用の拡声機が「10月中に稼働状態に入るだろう」と警告した。
背景には、1953年の朝鮮戦争休戦時に設置された境界線を示す標識の多くが失われ、南北間で境界線の位置をめぐる認識のずれが生じている状況がある。
また、9月21日には境界線の南側で地雷が爆発し、韓国軍兵士3人が負傷。韓国側は北朝鮮の地雷によるものと断定したが、北朝鮮側は反論している。
韓国は昨年11月にも、境界線をめぐる認識の違いを解消するための軍事当局会談を提案したが、北朝鮮側は応じなかった。今回も北朝鮮が受け入れるか見通せない。
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この記事を書いた人
- ソウル支局長
- 朝鮮半島、東南アジア、核問題、人権問題
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