視点・解説
松井秀喜さんに求められるもの 「盟主」の存在感を取り戻すために
笠井正基
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プロ野球巨人の新監督に、巨人や大リーグ・ヤンキースなどで活躍した松井秀喜さん(52)が就任することが分かった。
巨人入団時の監督で、師と仰いだ長嶋茂雄さんが2025年に亡くなってから1年以上。
ついに、待望されてきた松井監督が誕生する。
巨人への復帰は24年ぶりになる。時間はかかったが、親しい関係者は「やると決めたら、とことんやるタイプ」と評する。
そんな松井新監督に期待されるのは、次代の球界を担うスラッガーの育成だろう。
阿部慎之助前監督が家庭内のトラブルから辞任し、橋上秀樹監督代行が指揮を執った今季は、攻撃力不足に泣かされた。
レギュラーシーズンは阪神との優勝争いに敗れ、2位に終わった。東京ドームであったクライマックスシリーズ第1ステージではDeNAを相手に2試合で計2得点しかできず、連敗。ここで敗退した。
その直後、場内の一部のファンからはブーイングが飛んだ。ある意味、それだけ、巨人に寄せられる期待は大きい。
「球界の盟主」の今
ただ、もっと深刻なのは、巨人にあこがれる子どもが少なくなっていることではないか。
巨人が日本シリーズを制したのは12年が最後。2010年以降、パ・リーグのソフトバンクが8度の日本一に輝き、頭一つ抜けた存在になっている。
現在の中学生以下のほとんどは、巨人が日本一になる歓喜をリアルタイムでは知らない。
野球の競技人口が減り続けるなか、地域密着の活動に携わっている、ある巨人関係者がこぼした言葉が印象に残る。
「今はもう、巨人と聞いても…
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