視点・解説
行き過ぎた正義感、欠けた責任感 元特捜部長が見た「検察なめんな」
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元大阪地検特捜部長の西村尚芳さんは16日、取り調べ中に「検察なめんな」と怒鳴ったなどとして特別公務員暴行陵虐罪に問われた検事、田渕大輔被告(54)=現東京高検=の被告人質問を傍聴した。「古巣」で起きた取り調べの問題をどう見たのか、寄稿してもらった。
◇
大阪地裁201号法廷。被告人として出廷した田渕検事は、私の知る元気の良い姿ではなく、みけんのしわが深く憔悴(しょうすい)しきった様子だった。
しかし、被告人質問ではしっかりした口調で答えていた。公訴事実(起訴内容)とされた取り調べ時の言動は、相手を追及するためのものであり、脅迫したり侮辱したりするものではない、言動が激しいものとなったのは、取り調べに真摯(しんし)に向き合わせ相手に真実を話させようとの思いからだ――などと主張していた。
正義感に基づく行動だと言い…
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