後藤隆之
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水戸市内のアパートで3年前、自身の子ども2人を刺殺したとして殺人罪に問われた母親の被告(42)の裁判員裁判が19日、水戸地裁であり、2回目の被告人質問が行われた。「職場で土日も働くようになり、体調はどんどん悪化した」と語り、「もっと早く仕事を辞めておけば。(精神科)病院に行っておけば」などと悔やんだ。
起訴内容は、被告が2023年7月23日夜~翌24日朝、自宅アパートで、就寝していた小学3年の長男(当時8)と保育園児の長女(当時5)の首を包丁で突き刺して殺害したというもの。被告は当時、飲食店でパートとして働いていた。検察側は初公判で、被告が心因性うつ病にかかっていたと指摘している。
弁護側から質問され、被告は事件の1カ月前ごろから体調が悪化し、「子どもを無事に寝かせるのが精いっぱいだった」。働きすぎが原因かと問われ、「それだけではないが、それも一つ」と答えた。
被告は「(2人とも)天国で安らかにいてほしい」と話した。事件直後は「死刑にしてください」と話したが、今は自殺するつもりはなく、「(償いは)死ぬまで2人を供養することです」と語った。
証人尋問では、被告の母が証言台に立った。
事件前、被告の体調悪化を招く職場の経営方針の変更について知っていたといい、「突っ込んで聞いていれば。情けなくなった。異変に気づかなかった」と話した。
長男と長女の遺骨は和歌山県の実家にあるという。母は「(2人の孫に)申し訳ない。娘のしたことは許されることではないです。一日でも早く(被告と)一緒に供養したい」と語った。母の証言の間、被告の目から涙が流れていた。
今月21日に検察側の論告と弁護側の最終弁論があり、結審する予定。11月5日に判決言い渡しがある。
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