「資金洗浄」公判、被告が起訴内容認める 八代市庁舎汚職事件に絡み
城戸康秀
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熊本県八代市の新庁舎建設をめぐる汚職事件で、賄賂の資金洗浄(マネーロンダリング)にかかわったとして組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の罪に問われている東京都渋谷区、会社役員渡辺裕人被告(49)の初公判が16日、熊本地裁(今泉裕登裁判長)であった。渡辺被告は起訴内容を全面的に認めた。一連の事件で公判が開かれるのは初めて。
起訴状によると、渡辺被告は八代市議の成松由紀夫被告(55)=あっせん収賄罪、組織犯罪処罰法違反罪で起訴=ら3人と共謀のうえ、4月5日午後11時半ごろから6日午前0時24分ごろ、41回にわたり、渋谷区内のコンビニエンスストアなど3カ所のATMから、犯罪収益である現金計2001万円を渡辺被告が経営するウェブ制作会社(東京)名義の口座に入金したとされる。
検察側は冒頭陳述で、成松被告がゼネコン準大手の前田建設工業側から新市庁舎の工事を落札できるようにすることなどを頼まれ、当時の副市長らに市職員に不正行為をさせるようあっせん。その見返りとして約6千万円の賄賂を受け取った、と主張した。
そのうえで、渡辺被告らはその賄賂のうち約2千万円をATMから入金。キャッシュカードを成松被告に渡して出金させた、と指摘した。
この事件では、1人があっせん収賄罪で、2人が組織犯罪処罰法違反罪で、成松被告ら2人が両罪で起訴されている。
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この記事を書いた人
- 熊本総局員
- 地方自治と地方政治のあり方、災害と地域振興
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