現場から
電気高いならつくればいい 「バルコニー発電」であらがうアメリカ人
サンフランシスコ=市野塊 編集委員・江渕崇
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ハウマッチ アメリカの暮らし(2)電気
「バンパイア・パワーって知ってますか?」
取材に訪れた家でこんな言葉を聞いた。
直訳すれば、「吸血鬼の電力」。スイッチを切ってもコンセントから線を抜かなければ家電が少量の電気を消費し続ける、日本語でいう「待機電力」のことだ。
カリフォルニア州サンフランシスコに暮らすジェシカ・トバルさん(51)は、この吸血鬼を「退治」しようと家電の線を頻繁に抜き差ししている。
カリフォルニアは全米50州でハワイに次いで電気代が高い。特に冷暖房を使う夏や冬ははね上がる。
アメリカでは家全体の温度をまとめて管理する「セントラル空調」が普及していることも要因で、必要な部屋ごとにエアコンを使うことが多い日本よりも電力消費は大きくなりがちだ。
暮らしに欠かせない物の値上がりが続くアメリカで、「電気」も人々の悩みの一つです。中間選挙で物価高が最大の争点になるなか、電気を「自炊」する動きも広がり始めています。大変そうですが、実は資源の少ない日本の状況はもっと深刻です。
トバルさんの場合、冬でも暖房は極力使わず厚着で乗り切ってきた。それでも昨年12月は約3万1500円(200ドル)かかっている。
「問題は電気代のほかにもい…
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