深掘り
「見せる」だんじり曲がり角 二つの死亡事故が問う安全とのバランス
西江拓矢 三科俊和 小田健司
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「ドーン」というものすごい音が…
秋晴れのなか、法被(はっぴ)姿の引き手たちが綱を手に走り始める。
だんじりが再び動き出した、その直後だった。
事故は、だんじりが勢いよく曲がる見せ場「やりまわし」の際に起きた。
この記事でわかること
・責任者が聞いた事故の証言
・SNS上とびかう批判と擁護
・岸和田には安全の統括者
・やりまわし高速化が広がって
沿道で見物していた男性(27)によると、だんじりは右折してすぐにバランスを崩し、いったん左側に傾いた。
持ち直したかと思ったが、今度は右側に傾き、倒れ込んだという。「『ドーン』という、ものすごい音だった」
親族と一緒に見ていた男性(38)は、だんじりが沿道の柵をなぎ倒し、体の一部をはさまれた人を目撃した。「特段スピードが出ていたわけでもなかった」と振り返る。
府警によると、会社員の男性(48)が下敷きになって死亡した。だんじりに乗ってバランスをとる「たかり」という役目だった。他の参加者9人も重軽傷を負った。
この日は10月祭礼に当たり、各地でだんじり祭りが開かれていた。
南西へ約16キロ離れた大阪府泉佐野市の交差点。ここでも午前11時ごろ、やりまわしの際にだんじりが横転した。
同じく「たかり」を務めていた会社役員の男性(51)が下敷きとなって死亡した。他の参加者7人も骨折などの重軽傷。
責任者が聞いた事故の証言とは
このだんじりの引き回しの責任者の男性(59)は当時、翌日の段取りのため現場にいなかった。
関係者からは、右折した際に…
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この記事を書いた人
- ネットワーク報道本部(大阪・堺支局)|地方行政や町ダネ、裁判など
- 権力監視、原発、公共事業、ボブ・ディラン
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