遠藤花
[PR]
横浜市内で当時10~20代の女性10人に性的暴行を加えるなどしたとして、不同意わいせつ致傷や不同意性交などの罪に問われた、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの元選手の美嶋隼人被告(44)=横浜市旭区=の裁判員裁判の判決公判が22日、横浜地裁であった。佐藤卓生裁判長は「責任は同種事案のなかでも相当重い」として、懲役16年(求刑懲役18年)を言い渡した。
女性証言「全体として信用できる」
判決によると、美嶋被告は2020年8月と25年2~6月、当時10~20代の女性10人に対し、性的暴行などをした。うち、25年2月には保土ケ谷区の路上で女性(当時16)を「殴られたいのか」などと脅して性的暴行を加え、その様子をスマートフォンで動画撮影した。
被告が否認した当時18~22歳の女性3人への不同意わいせつ、脅迫、暴行について、判決は法廷で証言した女性らの供述が「全体として信用できる」などと認定する一方、当時20歳の女性に対する脅迫と暴行については「刺されたいのか」と脅した点が「合理的な疑いが残る」として、暴行のみ認定した。
法廷で涙ぐむ被害者にも言及 横浜地裁
佐藤裁判長は「動機は身勝手な欲求で、動機・経緯に酌むべき事情は見当たらない」と指摘。過去に2度、性犯罪で有罪判決を受けながら「失敗を教訓にせず、更生することなく同種事案を繰り返していることからすれば、罪の意識があったとは感じられない」とした。
また、法廷で涙ぐんだり、心に一生残る傷を負わされ生活が一変したりした被害者にも言及して「被害結果は将来に与える影響も含め重大」と述べた。
美嶋被告は「堂上隼人」の選手名でソフトバンクに所属していた。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
この記事を書いた人
- 横浜総局|事件・司法担当
- 事件・事故、司法、子ども
関連トピック・ジャンル
ジャンル
