現場から
「悪者扱い」の怒り捉えたトランプ氏 気候変動対策に揺れる石炭の街
ワイオミング州ジレット=市野塊
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現場へ! トランプ政権下の気候変動対策(1)
7月上旬、広大な草原が広がる米西部ワイオミング州ジレットは、強い日差しの割に心地よい風が通っていた。草原のところどころにぽかんと巨大な穴が口を開けている。露天掘りの炭鉱だ。
ゴッゴッゴッゴッ。穴の底から、大型ショベルが石炭を含む黒い岩を掘る音が響く。マイクロバスの倍以上はあるダンプカーが次々に現れ、掘り出された大量の岩を積み込んでいく。
人口約3万4千人の石炭産業の街ジレットは、「米国のエネルギー首都」を自称する。ジレットを含む一帯のキャンベル郡には炭鉱が14カ所あり、米国の石炭の約4割を産出している。
トランプ政権2期目が始まった昨年1月以前、一帯から活気は失われていた。「まるで昼と夜ほどの違いだ。民主党の前大統領バイデンは石炭産業にとても敵対的だった。民主党の政治家は『Coal(石炭)』を汚い言葉だと言い、タブーのようにされた」。地元で石炭産業を支援する経済開発団体トップのラスティ・ベル(53)はそう憤る。
石油や天然ガスといった化石…
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この記事を書いた人
- サンフランシスコ支局
- 気候変動・環境、医療、テクノロジー
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