清水優志
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(16日、プロ野球クライマックスシリーズ最終ステージ 横浜DeNAベイスターズ4―0阪神タイガース)
短期決戦では何よりも一発がものを言う。DeNAの佐野恵太が、一振りでセ・リーグ王者の阪神を崖っぷちに追いつめた。 三回1死二、三塁。阪神先発、才木浩人の変化球が2球続けて低めに大きくはずれた後、甘く浮いた150キロの直球を狙いすましたように振り抜いた。ぐんぐんと伸びた打球は、バックスクリーン右への3ランに。「チャンスでしたし、甘い球が来たら初球からいこうと思ってました」。三塁ベンチを指さしながらダイヤモンドを回った。
プロ10年目の今季、レギュラーシーズンでは8本塁打だったが、CSに入って出場4試合で2本目の本塁打。CSでは3年連続でアーチをかけており、大舞台での勝負強さが際立つ。「積極的に、後手後手にならないように自分から仕掛けていくんだという気持ちが良い結果を生み出しているのかな」。首位打者や最多安打のタイトル獲得経験を持つ31歳はそう分析する。チームとしても5戦連発と失投を逃さない打線の集中力が光る。
セ・リーグの最優秀防御率のタイトルを獲得した村上頌樹、最多勝の高橋遥人、そして最多奪三振の才木。投手三冠を分け合った阪神の3本柱を立て続けに攻略した。「王手をかけましたけど、これまでと変わりなく目の前の1試合に集中する」と佐野。3位から日本一に輝いた2024年の「下克上」の再現へ。CS第1ステージから1度のリードも許さず、一気呵成(かせい)に駆け上がる。
DeNA片山「出来過ぎ」
牧(D) 八回にCSで4本目の本塁打となるソロを放つ。「追加点を取ることができてうれしい」
片山(D) 阪神戦初登板の新人左腕は7回を被安打2、無失点。「今日は出来過ぎ。小さいときから憧れてた場所で野球ができること、チームに勝利を届けられたことがうれしい」
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