筒井次郎
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新たな「人間国宝」に、京料理の料理人と酒造りの杜氏(とうじ)、華道の家元が認定される見通しとなりました。これまで対象とされていなかった「生活文化」の分野からの認定です。そもそも人間国宝とはどんな制度なのか。これまでの経緯と新分野が加わった背景についてまとめました。
記事のポイント
(1)人間国宝とは?
(2)人間国宝はどんな人?
(3)人間国宝は称号だけではない
(4)新たに「生活文化」から認定へ
(5)生活文化の今後の認定は?
(1)人間国宝とは?
東大寺の大仏や姫路城の天守など、文化財の最高峰に位置する「国宝」に対し、伝統的な芸能や工芸の分野にも最高峰の「わざ」の持ち主がいる。
いわゆる「人間国宝」だ。
2025年に大ヒットした映画「国宝」は、歌舞伎役者が人間国宝になるまでの一代記を描いた作品だった。
歌舞伎のような「芸能」、陶芸などの「工芸技術」の分野には、長い間受け継がれてきた「わざ」がある。こうしたわざを、建造物や美術品といった形のある文化財(有形文化財)に対し、「無形文化財」という。
中でも歴史上や芸術上の価値という観点から、特に価値の高いわざは、文化財保護法で「重要無形文化財」に指定され、保護されている。
このわざを高度に身につけた…
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この記事を書いた人
- 文化部|大阪駐在・歴史担当
- 世界遺産、京都・奈良、寺社・遺跡・文化財
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