インタビュー
中国に接近するトランプ氏 豪専門家「日豪は米依存からの転換を」
聞き手・牧野愛博
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「第2次世界大戦中の同盟国」をうたった9月の米中首脳会談は、日本など米国の同盟国を不安にさせています。オーストラリアの地政学アナリストで防衛評論家のジョン・ブルーニ博士は、米国の軍事力が相対的に低下するなか、「日豪両国は米国に守られる同盟国から、インド太平洋の秩序を支える主体へと変わらなければならない」と訴えます。
――9月の米中首脳会談をどうみましたか。
ホワイトハウスで、トランプ米大統領ははしゃぎ、オートペンを使ったバイデン前大統領の署名を見せようとしていました。中国の習近平(シーチンピン)国家主席はポーカーフェースで、非常に冷静で落ち着いていました。印象は重要です。(両首脳の振る舞いを見て)中国が世界を主導しているように見えるからです。
トランプ氏は、自分や米国のすばらしさを吹聴するのではなく、自らを律する姿を見せるべきでした。
――両氏は「戦略的安定」を再び確認しました。中国は「戦略的安定」を理由に、米国に対して、中国が南シナ海で行う活動への干渉や、日本や豪州へのミサイル配備に反対しませんか。
中国の軍備増強は明確に見て取れます。米国は太平洋の向こう側にあり、その軍事力は低下しています。トランプ氏は多くの意味で日韓豪など西側の同盟体制を弱体化させました。私たちは、自ら(自国や地域の安全保障について)より多くを負担しなければなりません。私たち自身が発想を変えるべきです。
【連載】読み解く 世界の安保危機 牧野愛博
ウクライナにとどまらず、イラン情勢や台湾、北朝鮮、サイバー空間、地球規模の気候変動と世界各地で安全保障が揺れています。現場で何が起き、私たちの生活にどう影響するのか。のべ520人以上の国内外の識者へのインタビューを連載でお届けします。
■米国が持つ二つの顔…
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この記事を書いた人
- 専門記者|外交担当
- 外交、安全保障、朝鮮半島
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