白老駐屯地の自衛官自死、原告側の控訴を棄却 札幌高裁
太田悠斗
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陸上自衛隊白老駐屯地(白老町)で2012年10月、陸士長だった川島拓巳さん(当時19)が自殺したのは先輩のいじめ行為に適切に対応しなかったためだとして、母親の五月さん(60)ら遺族が国を相手取り賠償を求めた訴訟の控訴審判決が15日、札幌高裁(角井俊文裁判長)であった。高裁は一審・札幌地裁判決を支持し、原告側の控訴を棄却した。
訴状によると、川島さんは特定の先輩隊員から暴言を吐かれたり、腕立て伏せを強要されたりして睡眠障害を発症。上官に退職を希望しても認められず、先輩隊員への指導や配置転換が行われなかったことが、自死につながったとしている。
一審判決は、パワーハラスメントと評価される指導があったことは否定できないが、いじめや退職妨害があったとは認められないとした。一方で、川島さんの病状など、生活指導に必要な情報が先輩隊員に共有されていなかった点について安全配慮義務違反を認め、国に110万円の賠償を命じていた。
判決を受け、五月さんは「私は拓巳を救えなかったのかな。言葉にならない」と話す。上告も含め、対応は未定という。
陸上自衛隊北部方面隊は「判決については、国の主張が認められたと受け止めている」とコメントを出した。
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この記事を書いた人
- 北海道報道センター|司法担当
- 共生、外来種、生きづらさ
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