東野真和
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岩手県の一般社団法人・大槌町観光交流協会で過去5年間で約2020万円の赤字が累積していたことが同協会の調査でわかった。同協会は、処理を指示していた50歳代の事務局長を8日付で諭旨退職にした。
同協会が事業を委託した相手に対する未払い金を計上しなかったことで黒字決算としていたが、実際には赤字だった。
町は昨年12月、同協会の2024年度決算で未払い金が計上されていないなど不適切な内容があったとして、改善を求めた。今年7月の25年度決算では、累積赤字が事前に説明された額より多い2021万円に膨らんでいた。
町がさかのぼって調査を求めたところ、累積赤字額は変わらなかったが、21年度から25年度までに未計上の経費があり、25年度は2759万円に上っていたことがわかった。
同協会は、不適切な経理が発生した原因として、経理担当者の処理が遅れ、確認態勢が不十分だったことや、事務局長の指示で翌年度の会計に回したことなどを挙げ「粉飾決算」だったと認めた。多額の赤字が累積した理由については、自主事業の売り上げ低迷や、事業拡大に伴って事務所を移転し、人件費や施設管理費が増加したとしている。
同協会は、事務局長の行為を懲戒免職に値する業務上重大な失態としながらも、着服はなく、これまでの功績もあることから、諭旨退職の処分とした。
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この記事を書いた人
- 釜石支局長|震災復興・地方自治担当
- 震災復興、防災、地方自治、水産業
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