増山祐史
[PR]
国の安全基準を満たさず、認証を受けていないとみられる「チャイルドシート」がインターネットの通販サイトで売られている。大半は中国製で、国土交通省が対策をしても、また新たな商品が出る「いたちごっこ」が続いている。
万が一、そうした製品を使って事故に遭ってしまったら、命を守れない恐れがある。なぜ、このような製品が売られているのか。
商品を買った記者は、安全基準を満たしているかを販売業者へ聞いてみました。記事の後半では、実際に商品を触ってみた様子や、中国の業者へ電話で問い合わせる様子も動画で紹介しています。
9月中旬、記者が通販大手アマゾンでチャイルドシートを検索すると、ある商品が出てきた。
「転倒防止・9カ月~12歳対象」
「滑り止めパッド防止装置 すべての季節に適しています」
商品名には「チャイルドシートクッション」と書かれている。
大きさによって値段が異なり、「小さい」サイズは税込み2250円。数万円台が一般的な価格帯のチャイルドシートの中では格安だ。
サイト上の商品の画像では、チャイルドシートのような厚みはなく、抱っこひものようにも見える。
商品の紹介ページには、子どもが座った画像とともにこう書かれている。「1台でチャイルドシートからジュニアシートまで、長く使えて経済的!」「車のシートに取り付け」
しかし、子どもが座っているのはもっとしっかりした別の製品のようにも見える。
商品の出荷元と販売元には、中国語のような文字が書かれていた。そして販売業者の住所として河南省の地名を見つけた。
記者がこの商品を購入すると、9日後に長さ9センチ、幅6センチ、高さ5センチほどの小さな段ボールが届いた。開けると、「簡易款小号」と印字されたプラスチックの袋の中に、三つ折りに畳まれた製品が入っていた。
「安全基準を満たしているのか」 販売業者の答えは
グレー色の製品は布の中に綿…
この記事は
有料記事です。残り2336文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事を書いた人
- 東京社会部|国土交通省担当
- 運輸行政、事件事故、独占禁止法、スポーツ
関連トピック・ジャンル
ジャンル
