視点・解説
篠健一郎 山崎啓介
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世界で広く使われているプログラミング言語「PHP」に、大きな欠陥が見つかりました。金融機関のウェブサイトや企業のアプリ決済が止まるなどの事態になっています。何が起きているのか、私たちにできることはあるのか、まとめました。
記事のポイント
(1)何が起きたのか
(2)PHPとはどんなものなのか
(3)被害は出ているのか
(4)私たちはどうすればいいのか
(1)何が起きたのか
ウェブサイトやインターネット上のシステムをつくるために使われる「PHP」というプログラミング言語に、大きな欠陥があることが21日に分かった。米国のセキュリティー企業が人工知能(AI)を使って突き止めた。
PHPの開発を支援する非営利団体「PHP財団」によると、この欠陥が悪用されると、ウェブサイトの運営者が記録している個人情報などのデータが読み取られたり、サイトの内容が改ざんされたりする恐れがある。
(2)PHPとはどんなものなのか
PHPはウェブサイトの「裏側」で働いている。サイトを訪問した人の操作に応じて、たとえばネット通販の商品情報を表示したり、問い合わせフォームに入力された内容を企業へ送信したりする。
会社にたとえると、PHPは社内で働くエンジニアのようなものだ。外部の人は会社の受付窓口を通さない限り、エンジニアとやりとりして、彼らが扱っている情報に接触することはできない。同じように、サイトの訪問者がPHPと直接やりとりすることは、通常はあり得ない。
今回みつかった欠陥を悪用すると、サイトの訪問者はチェックされることなく、PHPで直接やりとりできてしまう。受付を通さず、社内のエンジニアに頼んで勝手に情報を持ち出したり、書き換えたりできるのと同じだ。
PHPが開発されたのは30年以上も前。無料で誰でも利用でき、世界中の開発者が改良を重ねてきた。ウェブ技術の利用状況を調査している「W3Techs」の調べた範囲では、世界のウェブサイトのおよそ7割がPHPを利用しているという。
(3)被害は出ているのか
21日夕時点で、この欠陥を…
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この記事を書いた人
- 経済部|専任記者
- デジタルプラットフォーマー、AI、データ分析
- デジタル企画報道部 | 専任記者
- データ分析、オープンデータ、GIS
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